今年はapple musicで毎週リリースされる曲を、アニソン、アイドル以外ほぼ一通り聴いてみる。というのをやってました。
おかげでJROCKと韓流に詳しくなったぞ。
洋楽邦楽、POP、ROCK、HIPHOP、どインディーまで、
我ながらかなりフラットに聴いている方だと思う(多分)
冬休みのBGMに是非ご参考ください。
迷わず年間ベストに入れようと決めたのにサマソニですっ転んだ1作を。
◆Funk Wav Bounces Vol.1 / CALVIN HARRIS
EDM好きじゃないけど、このアルバムは超ファンクで最高でした。
この夏かなり聴いて、″間違いなく年間ベスト5に入れるぞ!”と!!7月の段階で決めてた。
とある1日まではな・・・。
今年サマソニで超ファンクなDJを観れるのことを楽しみにしていたのです。
が!ここぞとばかりにスーパーEDMタイムと来た!
マリンスタジアムがEDM祭り。乱れ飛ぶレーザー。踊り狂うパリピ。
もはやこのDJはカルヴィンと見せかけてよく見たら違うとかじゃないんか。と思ったくらいのスーパーEDM。しかも選曲すげー懐かしいやつ。
KASABIAN冒頭捨てて行ったのにこの恨みは忘れんぞ。ってことでベストに入れるか迷ったけどアルバム素晴らしかったから入れたわ、カルヴィン。
とくにKaty perryとの曲とか最高。
DJって良いよね。ガラリと音楽性変えてもDJなので納得。
バンドだとなかなかそうもいかないからな。
次回作「Vol.2」に期待したいところ。
◆Song of Experinece / U2
傑作!傑作!これぞU2!
ゲストにKendrick LamarやkygoのRemixなんかも入ってて、おっさん達だってしっかり新しくてカッコイイ事やっちゃうんだぞ!という感じです。必聴。
特に「get out of your own way」はU2節炸裂。
「American soul」は、MUSE感あるけどかなり今のアメリカを歌ってる。
出身アイルランドだけどね。
「The Blackout」は超ダサロックで最高。(誉めてる)
イントロ中盤のドラムからベースライン?入るあたりとか凄くダサくて良い~
U2好きだと言うと割と意外と言われがちなんだけど、元々両親が好きで家族ぐるみでU2好き。名作『Joshua tree』リリースの翌年『rattle and hum』の年に誕生したので、たぶん贔屓もあるんだけど凄くカッコイイアルバム。
ちなみに去年から今年回ってた「Joshua tree tour」規模デカすぎて、日本にはこのバックモニターが入るサイズのスタジアムがないらしいよ。
無念すぎる。一度でいいから観たい。
続いてU2と同じくらい好きなWeezer。
去年の『WHITE ALBUM』もベストに入れてるから2年連続。
◆Pacific Daydream / Weezer
コイツ、毎年Weezer入れてくるな。って思われるんだろうけど、
冗談抜き、贔屓ナシで『Pacific Daydream』傑作!!!
1曲目はWeezerフリーク納得のエモラインで、2曲目以降でめちゃくちゃチャレンジしてくるのね。
これがまたリヴァースクオモの器用さと、ちゃんとトレンドを押さえてるんだなと感涙。
エモバンドなんて10年前に隕石衝突して消滅してるからね。
そんな中でも生き残り、もはやエモ領域でもなくなってるけどWeezer本当凄い。
色々やっていかないとダメなんだよ。だからスコリバとか結成しても一向に日本語しゃべれないけど許すよ。
これからも数少ない少数民族、エモ族の生き残りとしてWeezerを聴き続けます。
◆Heritage / Yusuke Hirado Prospect
7月にリリースした作品で、ピアニスト、コンポーザーの平戸ユウスケのソロプロジェクト。
2曲目の「There you were feat. Eric Benet」は超ド級のスイートチューン。
00年代のマンハッタンレコードのコンピとかにも入ってそう。
DJ HASEBEあたりが確実にサンプリングするやつだよ。
4曲目の「Diploma feat. Pxrxdigm. from WONK & ILLA J」も素晴らしい。
ヒップホップなんだけど、EVISBEATSとかNujabesの雰囲気感じる。
私はこの曲でこのアルバムを知ったんだけど、なんで今まで知らなかったのか自分をボコボコに殴りたい気持ちになったよ・・・。
しかも流れてたところはスタバ。
スタバでShazamして出てきた。スタバの選曲良いです。おすすめ。
ソウル、ファンクやJazz Hiphopとか好きな人はドンピシャなアルバムだと思います。
どことなく懐かしく感じるライン。
JAZZの流れで、2017年を代表する超強烈作品。
◆DRUNK / THUNDER CAT
上半期めちゃくちゃハマって、フジロックでライブを観た日にはもう感激!
Tシャツも買って、外人とか全然出てない山中湖でやってるスペシャのフェスにも着て行った。
山中湖からステファン出てくんじゃないかって期待したくらい。
しかもコイツ凄いのが、元SUICIDAL TENDENCIESのベーシスト。
ピアノみたいにベース弾くライブがヤバいです。
弾いてる時の顔もヤバい。
あと、2曲に一回スティック折っちゃうドラムの熊みたいな男性、Justin brownが更に凄技。
楽曲もTHUNDERCATだけに猫の鳴き声入ってたり、ふざけてんのか凄いのか、よくわかんない独特の世界観炸裂しててヤバい。
2017年ベスト3に入る一枚です。
◆Process / Sampha
THUNDER CATと並んでフジロックでのライブパフォーマンスが凄すぎた人。
歌が上手いのは勿論なんだけど、パワーと会場の空気を一気に変える感じ。
とにかく一度ライブを観たほうが良い!!!
「without」という曲でステージ上の全員がパーカッション叩きまくるパフォーマンスは圧巻。めちゃくちゃカッコイイです。
しかも88年生まれらしい。自分、同い年です。
ADELEもG-DRAGONも川谷絵音も同い年。
この才能と年収の差。ただただ凹むわ。
◆Ti amo / Phoenix
Phoenix史上最高にエロカッコイイアルバムだった。
頭から終わりまで傑作揃いのアルバムだったけど、中でも好きだったのは「Fior di latte」
ミドルテンポの上品で難解なリズムがたまらんでした。おフランス感。
あと全体的にこのアルバム、daft punkを感じる。(ギターのブランコは元々daft punkと一緒にやってた。)
サマソニで観たライブも圧勝だった。
カルヴィンの最新アルバムセトリに期待していたので迷ってたけど、カルヴィンの頭捨てて大正解。
それにしてもトーマス、小山田圭吾みたいになっててモサイ・・・。
来年単独公演やるので行こうと思います。
◆COLORS / BECK
これぞポップの至高作品。
前作の「morning phase」とても美しい作品だったし、自身の病気の体験を元に書いたというのもあって今回の「colors」とは全く世界観違ったけど、
個人的にはポップなベックが好き。
ただ、すごいのが「morning phase」と「colors」制作時期は殆ど一緒らしい。なんだよただの天才かよ。抱いて。
アルバム捨て曲ナシなんだけど、「Up All Night」はヒップホップな要素も入ってるし、アレンジはとても今っぽいのにBECKらしいエッセンスもあって凄い。
「Seventh Heaven」は80s的なキラーチューンで最高。この人こういう新しくてカッコイイポップチューン作らせたら最強だと思う。
ただ、これだけは言いたい。
DAOKOとのコラボは不要!!!!!!
今年ヒップホップ少なめな感じで、唯一選んだのがドレイク。
◆More Life / Drake
ケンドリックの『DAMN.』も良かったんだけど、
個人的にはダンスミュージックやトロピカルハウス寄りに持って行ったドレイクのアルバム(配信限定)がツボだった。
全体的に超チル。
こんなキャッチーなダンスミュージック、絶対クラブでかかりまくるやん。と思ったけど、あんま聴かなかったし、各年間ベストを見ても入ってない。
やっぱり盤を出したほうが良いのかしら。ってことで、ドレイク先生フィジカルでのリリースお願いします。
◆MODERN TIMES / PUNPEE
これ聴いたらワンオクロックの『Ambitions』とかどうでもよくなってしまった。
上半期、凄い作品だと思ったけど、邦楽の中で。の話になってしまって。
″ヒップホップ界の星野源ことPUNPEE”
これ、どこかのレコ屋のPOPに書いてあってツイッターで話題になってたけど間違いない。
顔が違う!とかいう星野源の顔ファンは下がって!
SAKEROCK時代から出直せ!
多分このPOP書いた人、星野源の横アリワンマン行ってるはず。
何が言いたいかというと、
星野源「Continues」ワンマンの冒頭に、声だけの朗読劇みたいな感じで"歌謡曲先輩"とJ-POP君"が会話するんですよ。
で、途中"EDM君"が襲来したりして、歌謡曲先輩は衰退。でもJPOP君はその魂を引き継いでいきます!みたいなショートドラマがあるんだけど、その歌謡曲先輩の声優さん、多分この『MODERN TIMES』で話している声と同じなんだよね。
で、PUNPEEもこのアルバムで、星野源のツアーコンセプトである「continues」~音楽は繋がって続いていく~みたいなメッセージを持ってて、特に「お嫁においで」のRemixとかまさにそれを体現してると思う。
だからレコ屋の担当はそういう事を書いたんだと思うんだけど。
というわけで長くなりましたが、
星野源×PUNPEEとか超観てみたいですね。
◆モメントep2の「nein nein」/ クラムボン
モメントep2自体も本当に素晴らしいepで、リンクは「タイムライン」という曲なんですけど、4曲目の「nein nein」がすごい。
上半期ベストにも書いていますが、打ち込みのダブや今流行してるフューチャーベースっぽい音楽性も入ってて、原田郁子さんがラップ調の曲を歌うという凄さ。
これってクラムボンにしかできない技。
歌詞はミトさんが書いているんだけど、その世界観もすごい。あらためて天才。
これをライブで初めて観たとき鳥肌止まらなかったです。
レコ屋とか配信で世に知られていないのが勿体ないくらいヤバいカッコイイ曲なので
本当にみんなに聴いてほしい。
ご友人の皆様、CD貸します。
◆LOVE / FINLANDS
邦楽インディーズの中で一番の傑作でした。
去年のMy hair is badくらいの衝撃を受けた。
yonigeとかtricotも今年リリースしてて、どちらも良かったけどガールズバンドの中で飛びぬけて良かった。
過去作品も聴いたけど、この『LOVE』は捨て曲ナシの超傑作。
新代田FEVERでやったワンマンも行ったんだけど、特徴的なヴォーカルの声が2時間一切崩れないのが凄い。
好き嫌い出るバンドかとは思うけども、Yonige、tricotはもちろん、クリープハイプやchara、GOGO7188なんかが好きな人聴いてみて。
来年邦楽ロック界を賑わせてくれそうな感じです。
◆トンネルを抜けたら / 羊文学
初期きのこ帝国を彷彿とさせる感じのデビューe.p。
シューゲイザー入れ込みつつ、若干残響レコード感ありつつ、ダンスミュージックなルーツも感じるぞ。みたいなザ・平成デジタルネイティブ世代感あるバンド。
この手のバンド名、ジャケットって個人的に聴かず嫌いしてしまうんだけど、1曲目の「雨」と「踊らない」は心を持っていかれた。
今作がデビューepということで、雨のパレードに次いで行く感じするので、雨パレとオウガ組み合わせたみたいなぶっ飛んだ音楽作っていってほしい。
ヴォーカルの塩塚モエカさんのツイート見てると、洋楽邦楽、ジャンルも幅広く聴いている感じがあって、アイコンは雑誌「olive」の若き日のキムタクなので非常に好感を持っています。
◆hey hey, my my? / ドミコ
ドミコ、結構前からライブも音源も聴いててすごーく前に行ったライブが正直微妙だったんだけど、このアルバムやべぇぞ。
覚醒したな!!って感じで最高です。このギザギザした感じと、キャッチ-じゃないと見せかけてのキャッチ-みたいな。
ヴォーカルが最強。TENDOUJIと同じくらいガチャガチャで泥臭いけど、TENDOUJIよりオシャレ。
早くライブ観たい。前回微妙とか言ってごめんなさい。最高です。
あとは
Paramoreの『After Laughter』は、今までガラリと変えてきたけどこの感じ結構好き。
HAIMの『Something To tell you』は80s感あって好みでした。
こういうセレブオシャレ女子バンドやりたい。
単曲でいうと
Hundred watersの「Particle」
死ぬほど聴いてる。ビョークの流れな感じがビンビン出てる。
bonobosの「THANK YOU FOR THE MUSIC(Nui!)」も好きです。
セルフカバーもオリジナルも両方素敵。
世界で1位らしいテイラーや、各誌絶賛されてるSZAはそこまでピンと来なかった。
ポップパンク勢はそこまでだった。
単独観にいったAs It Isの『Okay』とか、
グリーンデイのビリーの息子がドラムやってるSMWRS『Drive North』
は良かったです。久々の王道感。
2017年も来たけど、Waped Japanで来ないかしら。
あと、韓流も聴いた中ではTWICEは可愛かった。
一番すきなのは「SIGNAL」です。
年間ベストは、一般人~業界人まで、自分も含めですけど、我こそは音楽好きや!!みたいな自己顕示欲を表したい音楽専門インスタグラマーみたいなやつらがこぞって挙げるので、色んな人のを見比べると面白い。
NMEとかWWDとか海外のと比較するとよりオモローです。
知らなかったよ!っていう出会いも生まれる時期。
来年はN.E.R.D復活でアルバムリリースがあったり、
ARCTIC MONKEYS、NINE INCH NAILSがリリースするらしいので楽しみ。