2015年5月8日金曜日

フランシス・ハ


昨年映画館で観たかったのに、結局観れなかったシリーズ。

「フランシス・ハ」
http://francesha-movie.net/

タイトルがだいぶキャッチ―で
ビジュアルもオシャレで、引きがあるなぁ。と思っていて、
渋谷のJournal Standard Furnitureではタイアップグッズとか売ってて
可愛かったのを覚えてます。

各所の評判も良くて
やっとDVDレンタル開始したから観た!!

90点!!!!


自分と凄い重なってしまったため
以下、完全にネタバレ。

思う事多すぎて長い。笑



主人公の「フランシス」は、27歳独身女。
コンテンポラリーダンサーを目指し、
マンハッタンのダンスカンパニーの実習生として所属している。

部屋は汚いし、片づけられないし
汚い靴下のままベッドで寝る、男勝りな非モテ系。


親友で雑誌編集者のソフィー(ミッキー・サムナー なんとSTINGの娘!!)
とルームシェアをしてる。

彼氏に同棲しようと言われたけど、
大事な親友のソフィーとのシェアは辞めたくない。とか言ってたら
それが原因で別れる始末。笑

更にソフィーは、
別の友達が見つけてきた部屋でシェアするとか言い出してきて、
えー!ソフィと一緒に住みたいから同棲拒否って別れたのにー。
みたいな。

しまいには、所属するダンスカンパニーでは
ダンサーとして公演に出るのは難しい。とか言われて
踏んだり蹴ったり。

もうこんな日は飲むよ!ってな感じで
ソフィーとその彼氏と飲みに行ったらケンカする始末。

母校の大学でアルバイトとかしてみて、
30手前の私は一体何やってんだろう。という感じ。


27歳、
周りの友人は、彼氏もいて、結婚や出産とかしていて
会話も大人な内容になっているのに
自分は全然着いていけなくて
ダンサー目指してマンハッタン出てきたのに
ふらふら状態で・・・。
っていう、27歳独身女の「宙ぶらりん感」に、物凄い共感した笑


そこでフランシスは、
実家に帰ったり、パリ行ってみたり、
男友達2人との謎の共同生活をしてみたり。


この男友達が、
フランシスの事を「非モテ系」と連発。笑


フランシスの空回り具合とか
(でも誰にも迷惑はかけていないのが彼女のいい所)
等身大で生きてる感じが超良かった。



多分この映画は、
10代の頃見てもなんとも思わなかったと思う。

今年27歳になる自分と、
最近ひしひしと感じていた、「周囲の大人化と自分」のギャップ。が、
もろにストーリーと重なった。

私だけかもしれないけど、
いま、思春期とか高校生の頃に、似てるけど感じていない感覚。
相変わらず、どう表現したらいいかわからないけど。

第二次思春期みたいな。

子どもじゃないけど、完全な大人ではない。でも大人で。
ちゃんとしなきゃいけないのに
その「ちゃんとする」がわからない。

周りの友達は、結婚したり出産して
「責任」を背負っている中で
自分は相変わらず、
休日はライブ行って騒いで飲んでたまにオールとかもして

20歳の頃と行動は変わっていない!!笑


30歳まであと3年。


ただ私はやりたい事があって、
ゆっくりとはいえ進行しているのは良かった。と思うけど、
その先への焦りと不安も混在している。

10代の頃は「この先あるのか」なんて考えた事なかったはずなのに、
27歳、「まだ先はあるのか・・・?」ってちょっと思ったり。
自分次第だけど。


特に女性は、結婚とか出産とか
年齢的なハードルが少なからずあるし、

働いてると、結局社会は「男組織」だから
色々弊害もある。


27歳独身女は、宙ぶらりん。


フランシスは、コンテダンサーだというのも、
ダンス経験者としてはとても身に染みた。
(ただダンスシーンは酷かった笑)

ダンサーなんてもっと厳しい世界だし。
カンパニーから「事務やらない?」とか言われたら
私立ち直れないわ・・・。


とはいえ
観た後には、
色々あるけど、気張らず頑張って生きて行こう。と
楽に思える映画だった。


「フランシスハ」、25歳以上の女性(男性もかな)におすすめ。



長々と、感想と自分の気持ちを整理したら身軽になった気がする。


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